13代目になった「PRO STAFF 97L V13.0」です。
フェデラー選手が使っているシリーズの軽量版です。
今使っているのは「BURN 100S CV」で、今年2月に後継機種が発売されることが発表されています。
後継がどう変化したのかしてないのかも気になるところですが、せっかくなのでPRO STAFF 97L V13.0をじっくり使ってみました。
とはいえ、このご時世では思うようにテニスもできません。
公営のコートが軒並み閉鎖されてしまったので、昨年と比べるとテニスをする機会も減ってしまいました。( ノД`)シクシク…
PRO STAFF 97L V13.0はフェデラーモデルの軽量版と書きましたが、単純に「軽くなっただけ」ではないようです。
薄さ・バランス・重さと違う部分がいろいろとあります。
でもコスメは似ている(まったく同じではナイ)ので、フェデラーラケットを使っている気分にはなりますw。
面のサイズも今のより小さいので、スイートスポットに当てるのが難しく感じました。
そしてスイートスポットでないところに当てると、ちゃんと飛ばないし、BURNより薄いので厳しい印象です。
腕に負担がかかっちゃうかなぁ?
それでも、面ブレする感じではない気がします。
この面ブレってのが好みの問題ですが、私自身は追い込まれたときにラケットを出せば返る感覚の方が好きです。
BURNを選んだのもそれが一番大きい気がします。
そういう意味では、PRO STAFF 97L V13.0もとっさの時にサッとラケットを出して当たりさえすれば相手コートに返球できる場面がありました。
ロブもスピンをかけて落とすのではなく、面だけで高さ・深さを調整していい感じの場所に落ちてくれました。
ストロークでは、面が小さい分の難しさは感じましたが、慣れるとそうでもない気がします。
軽い分ちゃんと振り切れて落ちてくれる印象です。
ボレーも軽さの分とっさの動きにもついてきてくれて、かつ打ち負ける感じもしません。
サーブも、軽さとバランスのおかげで、上げやすく振りやすい感覚でした。
振り切れるとスピードも乗るし、深さも出るので、今までよりも攻撃的なサービスになった気がします。
トータルで言えばかなり気に入りました!
じゃぁ、買い替えるか?と言われると、それはちょっと考えちゃうかな。
というのもBURNの後継が出るってわかってるから。
しかもお値段もかなり控えめで、こちらの方にだいぶ傾いています。
BURNとPRO STAFF 97L V13.0の違いって、シングルスをするかダブルスをするかでも変わってくる気がします。
BURNはスピンラケットなのでネットの高さを大きく越して、エンドライン際に落ちる軌道。
一方PRO STAFF 97L V13.0はネットすれすれの高さでバウンド後もあまりはねない印象。
ダブルスの前衛に捕まらないように・・と思うと、BURNでは相手のチャンスボールになりかねないのでショートクロスを使う場面が増えてしまいます。
となると、自然と相手方が前衛に詰めてくることになるのでこちらが不利になることにもなりかねません。
あ、腕前の問題かもしれないけど・・(;^_^A。
私自身はシングルスをもうちょっと頑張りたいなーと思っているのでBURNに傾いていますが、ダブルスをするならPRO STAFF 97L V13.0もアリだと思います。
使い分けられるほど器用ではないので、両方買う!って選択肢は今のところないのだけど、そうしてもいいくらいの好感触でした。
だからと言ってPRO STAFF 97L V13.0がシングルスに向かないかというとそうでもなく、きっとそれなりに活躍してくれるんだろうけど、私自身は追い込まれることが多いので、面が小さいことが不利になるんだろうなという感想です。
ちゃんと自分で作って攻めていける人には取り回しもしやすくて思うところにコントロールできるラケットだと感じました。